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この著者である竹内健さんはいまや一大産業になっているフラッシュメモリで世界で知られるエンジニアの方。元々東芝にいて、半導体事業部のフラッシュメモリの開発を行っていて、その後MBAを取得のために渡米。帰国後東芝に戻り辣腕をふるって、その後社内政治に巻き込まれ退職され、東大の准教授として活躍される半生が記されているのですが、非常に読み応えのある内容でした。
最近は理系から大分離れてしまいましたが、所謂日本のモノ作りの最先端として世界と戦っていく姿は非常に参考になり、とても刺激を受けました。またわかりやすい言葉で記されているのですが、とても共感ができたのが、以下の文言でした。
どうせ将来が予測できないのだったら、一番大事なのは、環境が変わっても生き残れるように適応能力や精神力を身につけること。チャールズ・ダーウィンの進化論のように、強いモノではなく、環境の変化に適応できるものが生き残れるのではないでしょうか。
変化は誰にとっても怖いことですし、いままでやってきた仕事の内容や、仕事のやり方を否定されることはつらいことです。それをぐっとこらえて、現実を受入れ、柔軟に変わっていくことができるかどうか。
そしてそんな柔軟性やしなやかさを身につけるためには、できるだけ若い頃から、競争が激しく、変化が多い業界で鍛えられた方がよいと思うので。
最近特に思うのは経験を積んできていても、周りと競争するという意識が死んでいるんではないかと不安になります。SONYでインターンやっていたときとか、就職活動などの時は技術のメンバーから刺激を受けることがあったけど、それが今の自分にあるかどうか、もっと市場としての自分を意識していくべきだなと強く感じています。
小さい世界の中で問題点を考えることも重要なのですが、結局周りの会社や市場なども含めた視点で考えていかないと、その小さな問題も含めて他の企業に洗い流されてしまうわけです。
その他いろいろと参考になることが多かった書籍でした。